学校日記

「自分事」として向き合った防災学習―1年間のあゆみと成長―

公開日
2026/03/09
更新日
2026/03/09

6学年 学習・行事




















    4月、最高学年としての生活が始まった時、子どもたちから上がったのは「いざという時に地域の方の役に立ちたい」という願いでした。その想いを形にするため、63組は一年間、総合的な学習の時間で市の防災について真剣に向き合ってきました。学びの転換点となったのは7月。市危機管理課の方から避難生活の現実を学び、そこからさらに一歩踏み込んで12月には、真冬の体育館で一泊二日の「避難所宿泊体験」を実施しました。思った以上の寒さや暗さ、プライバシー確保の難しさなど、実際に体験したからこそ見えてきた「不便さ」がありました。子どもたちはこの実感を踏まえ、既存の「市避難所マニュアル」に書き加えるべき改善案と、地域の方向けの避難所パンフレットを作成し、市に提案。「アレルギー対応の保存食を備蓄しておくこと」や「屋根付きのパーテーションを導入すること」、「耳栓を持ち物リストに追加すること」など、実感を伴う提案の数々に、危機管理課の方からは「体験した皆さんだからこその気づきを教えてもらい、ありがたい」「地域の人に向けた講座でも皆さんの声を届けたい」「学んだことをどんどん身近な人に発信してほしい」というお言葉をいただきました。自分たちの学びが、「誰かの命を守る一助」として認められたこと。その達成感に満ちた子どもたちの表情は、どこか誇らしげで、たくましく見えました。一年間で培った「気づく力」と「行動する勇気」は、卒業を控えた子どもたちにとって大きな自信となったはずです。