学校日記

校長講話

公開日
2025/12/09
更新日
2025/11/27

学校行事

11月27日(木)、人権強調月間のまとめとして、全校生徒を対象に校長講話を行いました。

校長先生が日頃から全校生徒に伝えている、「人を喜ばせる喜び、そして人を悲しませる悲しみのわかる人になってほしい」という願いをもとに、今回は「金のライオンと銀のライオン」が登場するある絵本の内容を引用しながら、全校生徒で人権について考える時間となりました。

講話で紹介された絵本の中では、嫉妬に駆られた金のライオンが、銀のライオンに関する根も葉もない悪い噂を流し、瞬く間に広まってしまいます。銀のライオンはそれに対して何も言い返しません。そして、銀のライオンは居場所をなくしてしまっています。このことから、全校生徒でどうしてそうなったのかを考えました。友達同士で話し合う中で、理由について真剣に考えている様子がありました。

校長先生は、この物語が、インターネットの発達により情報が複雑に錯綜する現代において、別世界のお話とは言い切れないのではないかと語りかけました。その上で、日頃、身の回りにある「喜び」や「悲しみ」を感じることのできる感性や知識を身につけ、磨いていって欲しいと話をしました。

今回の校長講話は、身近な絵本の事例から、学校生活や人間関係を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。