五感を研ぎ澄ませ! 5年生「味覚の授業」
- 公開日
- 2025/11/06
- 更新日
- 2025/11/06
学校行事
11月5日(水)、小学5年生を対象に、長野県調理師会が主催する「味覚の授業」が開催されました。この授業は、味の基本となる「塩味」、「酸味」、「苦味」、「甘味」の4つの要素に、第5の味と言われる「うま味」を加えた合計5つの味について、実際に食材を味わいながら学んでいく体験型学習です。今回、講師として教壇に立ったのは、地元の飲食店で日々腕を振るい、料理を提供しているシェフの方々です。プロの料理人から直接「味」の秘密を学べる貴重な機会となりました。授業の中でも特に児童の関心を集めたのが、「うま味」の体験です。児童は、鰹節、昆布、干しシイタケという、日本の「だし」文化の基本となる3種類の素材から取っただしを味見しました。それぞれのだしが持つ「うま味」の繊細な違いに、「同じ『うま味』でも全然違う!」と驚きの声を上げていました。さらに、昔ながらの道具を使った鰹節削りにも挑戦しました。慣れない手つきで削り器を扱うのは難しかったようですが、削りたての鰹節の豊かな香りに触れ、ある児童は「すごく難しかったけど、楽しかった!かつおぶしだけでもおいしい」と、感想を伝えてくれました。この授業は、子どもたちが五感を使って「味わう」ことの楽しさと奥深さを再発見する、素晴らしい時間となったようです。