学校日記

校長講話

公開日
2020/11/06
更新日
2020/11/06

学校行事

 11月2日〜13日まで、なかよし旬間です。
今日の校長講話では、一つの詩と、一つのお話をみんなで読みたいと思います。
       「わたしと小鳥とすずと」 金子みすゞ
 今の詩は図書館前の廊下に掲示していただいている金子みすゞさんの「わたしと小鳥とすずと」という作品です。
『みんな ちがって みんないい』 校長先生はこの最後の一行がとても好きです。この一行を大阪の方が関西弁で言うと『みんな ちごて みんなええ』になります。次のお話を聞いてください。
       あらすじ「ええところ」 作;くすのき しげのり
 主人公のあいちゃんは、自分には「ええとこ」がひとつもないと悩んでいます。友だちのともちゃんに聞いたら、「明日までに考えてくる」って言ってくれましたが、あいちゃんは「やっぱりええとこないんや」と落ち込みます。
 次の日、ともちゃんが「手が誰より温かいことがええところや」と教えてくれました。それを聞いたみんなが、冷たくなった手を温めてほしいとあいちゃんのところに来ます。あいちゃんは嬉しくて、自分の手が冷たくなるまで、みんなの手を温めます。
 そのことを知ったともちゃんは、あいちゃんの本当のええところに気づきます。あいちゃんもまた、自分のええところを見つけてくれたともちゃんの優しさに気づきます。あいちゃんは決めます。自分もともちゃんみたいに他の子のええところをいっぱい見つけて、いっぱい言おうと。

 今のお話は図書館の丸山亜希先生に紹介していただきました。
 人間誰にでも「ええところ」はあります。
 みなさんも友だちの『ええところ』をたくさん見つけ、
 『ええところの輪』を学校中に広めましょう。
 そして、笑顔あふれる豊科北小学校をみんなでつくっていきましょう。