学年で天蚕林の片付けをしました
- 公開日
- 2025/10/30
- 更新日
- 2025/10/30
4学年
3年生の頃から天蚕の飼育を始め、慣れた子どもたちですが、自然の中で天蚕を育てるということに難しさを感じた子どもたちも多かったのではないでしょうか。観察に行くと「天蚕が全然見つからない」「もしかしたら食べられちゃったかな」と悲しむ声がたびたびありました。特にのり付けの段階から関わっていた子どもたちは悔しさを感じていたと思います。
さて、天蚕の飼育も終わり各々が感謝をしながら学年全員で協力してネットの取り外しをしました。子どもたちの手際の良さ、そして一人ひとりの温かい心遣いに、大きな成長を感じています。あの大きなネットを前にしたとき、誰からともなく「せーの!」と声が上がり、みんなで力を合わせて持ち上げ、丁寧にたたみ始めました。特に素晴らしかったのは、「周りを見て行動する力」です。ただ自分の役割をこなすだけでなく、ネットが絡まって困っている子にそっと手を貸したり、「あそこのネットも誰かサポートして」と優しく声をかけたりする姿が、あちらこちらで見られました。まるで、天蚕の成長を見守った経験が、そのまま仲間を思いやる心に繋がっているかのようでした。一人ひとりの力が集まって大きな仕事をやり遂げたこの経験は、きっと次の活動への大きな自信となるでしょう。ぜひこれからも子どもたちの成長を見守っていただけたらと思います。