学校日記

天蚕のコサージュ

公開日
2015/02/18
更新日
2015/02/18

6学年

 穂高北小学校の卒業生は、「天蚕のコサージュ」を作るのが伝統になっています。子どもたちが3・4年のときに育てた天蚕の繭を使い、卒業式で使うコサージュを作ります。(育てた分では足りないのでいくつか天蚕センターから購入し、一人2個の繭を使います)
 卒業式で自分たちがつけるのではなく、なんとお家の方へのプレゼントとなります。ということで、子どもたちは心を込めて丁寧に仕上げようと、がんばりました。
 あらかじめ、各クラスで花の形に作っておき、5日に講師の先生に教えていただき、付属品をつけて仕上げました。なんといっても、繭を3つに切り分け、そっとはがし、花びらの形にするまでが大変でした。ゆっくりと丁寧にはがさないと切れてしまいそうで、慎重にやりました。また、繭からさなぎになった茶色い天蚕が出てきたのには覚悟をしていましたが、驚きでした。自分たちで育てたあのかわいい緑色をした天蚕とはちがう姿になっていたのでびっくりしましたが、さすが北小の子どもたちは騒がずに冷静でした。逆に、こんなに丈夫できれいな繭を頑張って作ったねと天蚕を慈しむ姿もありました。
 みんな同じように作ったのですが、それぞれ違う色合いや違う形の花になりました。6年生とも成るとみんな器用に作れていて感心しました。さらに付属の装飾品を取り付けると、一人一人の個性が出て素敵なコサージュに仕上がりました。近々お家の方の手元に渡ることになります。楽しみにしていてくださいね。