学校日記

見えないってどういうこと?

公開日
2015/11/24
更新日
2015/11/24

3学年

今週の木曜日に、講師に広沢里枝子さんをお招きして人権講演会が行われました。里枝子さんは小さいころからだんだんと視界が狭くなっていく病気になり、26歳から全盲になられたそうです。子どもたちは、「目がみえないって不便なんだろうな。」「目が不自由な人って病気みたいに元気がないのかな?」と全盲の方への思いをめぐらせながらお話を聞く体育館へ向かいました。
 里枝子さんは終始笑顔でお話してくださいました。また、声のトーンもとても明るく、全盲だということを時々忘れてしまうほどでした。そんな里枝子さんは子どものころに友だちとドッチボールをした話や、転校した先でいじめられた話、子どもを出産されてからどのように育ててきたのか、など様々なお話を聞かせてくださいました。身を乗り出して質問に対して手をあげたり、目をじっと離さず真剣に聞いたりする子どもたちの姿がありました。
 子どもたちは、「目が見えない人はできない事が多いと思っていたけど、周りの人に助けてもらっていろいろとできることがわかりました。僕も、目が見えない人がいたら、助けたいと思います。」といった、とてもいい感想を持っていました。
 子どもたちは、里枝子さんの姿や言葉に心を動かされ、はっとしたり気づいたりすることの多くあった講演会になったと感じました。