ある日の「学級通信」より
- 公開日
- 2023/06/22
- 更新日
- 2023/06/22
学校の様子
6月22日(木) 雨
先週のことになりますが、5年生のお便りを読んで感動してしまいました。
担任の先生に快諾していただきましたので、以下に一部抜粋して掲載します。
「(ある日)の算数の授業では、『整数で学習した“計算のきまり”は少数でも成り立つのか』についての学習をしました。(中略)
見通しをもつ力は問題解決において不可欠です。
算数という教科は、身の回りの生活で使う計算が一通りできるように、数学の中から内容をかいつまんで設計された教科ですが、数学と同様に、問題解決の力を育むことも大事にしています。
小学生は6年間の算数を通して、計算や図形の知識や技能を身に付けるだけでなく、目の前の問題に対してどんな方法をとったら解決できそうかという力を身に付けることも同じくらい大事にしています。(中略)
子どもたちのここの力(問題解決の見通しをもつ力)を伸ばすことにより意識をもって、これからの算数の授業をやっていきたいと思います。」
(5年1組学級通信「百花繚乱No.10」より)
「勉強とは何なのか」
「ほぼ毎日の時間割にある『算数』は何のためにあるのか」
そんな疑問に答えてくれているような内容でした。
教科書に沿って「知識や技能」を習得するだけでなく、これから必要な「生きる力」も身につくよう先まで見通して授業をしてくれているのだな、と改めて感じました。
「学年通信」や「学級通信」が配布されると熟読しています。
その週の予定を確認し、子ども達の様子を見せてもらいお伝えするため、というのもありますが、いつもその内容に感動したり、クスッとしたりしています。
先生達は、授業の合間やちょっとした隙間時間を使って、このお便りを作っています。
低学年の先生達は特に、この「ちょっとした時間」もなかなかないので、子ども達が帰った後に作っています。
朝早く来ている先生達もたくさんいます。
そうやって作ってくれたお便りを読むと、必要な情報はもちろん、子ども達が最近どんな様子なのかを知ることが出来て嬉しく、学校職員である私もいつも楽しみにしているのです。