臨時休業中の皆さんへ
- 公開日
- 2020/04/27
- 更新日
- 2020/04/27
校長室から
命の息吹が感じられるこの季節、今月6日に、新年度がスタートしました。手元には入学式の記念写真が届き、晴れがましい初日を思い出させてくれます。また、出会った2、3年生の姿やきちんとそろって置かれている下駄箱の靴にすがすがしさを覚えた新年度当初の4日間でした。
しかし、それもつかの間、新型ウィルス感染症(COVID-19)拡大防止のために再度の臨時休業をせざるを得なくなりました。3月末の休業に加え、さらなる延長を余儀なくされたことは、子どもたちの生活に大きな影を落としています。
教科学習、学校・学年行事、部活動、PTA活動等々、考えていく必要のある課題は枚挙にいとまはありません。それ以前に、仲間や先生とともに、新しい気持ちで一つ一つ学校生活を積み上げていく機会を奪われた子どもたちが、この先、希望をもった中学校生活をどのように思い描けるようにしていくのか、それは、我々教師にとっての最重要課題です。
休業が長引く中、制限された空間で過ごす生活に辟易している人も少なくないと思います。厳しい状況の中で過ごしている様子に思いを馳せながらも、一方では、しばらく続くこの生活が、自分にとってプラスになっていくような工夫を皆さんがしていかれることを願ってやみません。本を読む、料理を作る、部屋の模様替えをする、トレーニングをする、模型を作る、絵を描く、創作する、布団を干す、楽器を弾く・・・。
家庭学習ももちろんですが、有り余るほどの自由な時間が使える今、視野を広げたり自分の生活を豊かにしたりするチャンスができたと考えてみたらどうでしょう。必ずやってくる再登校の日に期待をし、地力を高めていきましょう。
このような状況下、保護者の皆様のご苦労、ご心配もいかばかりかとお察しいたします。先の見通しの立たない中ですが、子どもたちが進む方向を見失わないように、冷静さと寛容性をもって共に大人としての役割を果たしていきたいと思います。
最後に、生徒の皆さんに問題を出します。思考力を高める問題です。興味があったらやってみてください。よかったら、自主学習ノートに記してみましょう。
〜問題〜
7人で、同時にじゃんけんをしました。すると、伸びている指の合計が13本でした。グー・チョキ・パーはそれぞれ何人ずついるでしょう?