学校日記

自分との戦いを見事制した5年生(持久走大会)

公開日
2012/10/22
更新日
2012/10/22

5学年

 男子の最終ランナーが南グランドに姿を現した。途端に沸き起こる「頑張れ」「後少しだ」の声援。その声援に後押しされて彼のスピードが幾分速まった。最終コーナーを回ると、今度は大きな拍手の嵐。彼のスピードは、この日最速となった。そして、みんなに祝福されたかのような雰囲気の中、見事にゴール。私は、彼の頑張りと、彼の頑張りを温かく包み込んだ応援に、彼がゴールした瞬間不覚にも目頭が熱くなってしまった。何とこれと全く同じシーンが、女子でも見ることができたのである。
 こうした感動的な場面は、これだけではない。先頭集団に入った子たちは男女共に、地面から躍動感をもらっているかのような軽快な走りを見せてくれた。それも、最初から最後までスピードを落とすことなくである。日々の練習の積み重ねと才能が見事に結実した姿であった。ブラボー。
 また、決して上位ではないが、自分の速さとリズムを堅実に守り派手さはないが、確実な走りで感動を与えてくれた子ども達が数多くいた。自分の実力を良く知り、その中で自分のできる最高のパフォーマンスをしようと努力する様子が、走っている表情や走り自体から見て取れた。グッジョブ。
 この日の5年生は全員が、女子マラソンオリンピック2大会連続メダリスト有森裕子さんが言った名セリフ「自分で自分を褒めたい」を身をもって体得することができたろう。本当にお疲れ様。
 また、お忙しい中たくさんの保護者の方々に応援に駆けつけてきてくださいました。本当にありがとうございました。