4年生図工(版画)
- 公開日
- 2021/02/09
- 更新日
- 2021/02/09
学校の様子
<Kの学校日記 vol.65>
2月9日(火) 晴れ
5時間目、版画(自画像)を制作中の4年生のクラスにお邪魔してきました。
これまでの授業で試し彫りはしていましたが、下書きした板を彫るのは今日が初めて。
記念すべき本番初日です。
授業の最初に、担任の先生から今日の授業で進める事の説明がありました。
今日は、自分の顔の周りの部分を彫っていきます。
どの彫刻刀を使うのか、どの方向にどの大きさで彫るのか、線の部分はどうするのか、
見本の作品をモニターに映したり、黒板に書いたりしながら教えていただき、それが丁寧でとても分かりやすいです。
さあ、第一刀。
緊張の一瞬です。
ぱっと彫刻刀をつかみ、思いきって進めていく子。
周りの様子をうかがいながら、少しずつ確認して進めていく子。
丁寧に丁寧に、職人のように進めていく子。
削りカスをきちんと拾い集めている子。
それぞれの彫り方、進め方がとても興味深いです。
そしてみんな、とても静かに集中しています。
先生方が、1人1人の席を回りながら丁寧に見てくれます。
「もう少しこうするといいよ」と、担任の先生が少し彫ってお手本を見せてくれるのですが、それがとても上手で驚きました…!
何でも出来る小学校の先生って、本当にすごいです。
なかなかスムーズに彫り進められない子、
間違えて少し違うところを彫ってしまう子、
そんな子には、「慣れてきたら上手になるから」「(見本を見せて)ここなら彫ってもセーフ」と先生が声をかけ、子どもたちとやり取りをしていました。
開始から35分。
集中している子どもたちにも、だんだんと疲れが見えてきました。
体を伸ばしたり、手をぶらぶらしたり、削りカスを集めて山にしてみたりしながら、気分転換をします。
それでも、手を完全に止める子はおらず、最後までしっかりと進めていました。
給食でお腹いっぱいになった後の5時間目なのに、すごい集中力ですね。
私も見習わなくては…。
今日、みんなが書いた下絵を見せてもらいましたが、細かい描写もありました。
これからどんどんと彫り進めながら、彫刻刀の使い方にも慣れていくと思います。
秋には、黒い画用紙に書いた給食の絵で、素晴らしい作品を見せてくれた4年生のみんな。
この自画像の版画はどんなものになるのかな。
今から楽しみです。