スペシャルティーチャー
- 公開日
- 2021/05/20
- 更新日
- 2021/05/20
学校の様子
5月20日(木) くもり
2日前のことになります。
火曜日の5時間目、3年生の体育の授業にお邪魔しました。
この日は、スペシャルティーチャーが来てくれて、リレーのバトンの渡し方を教えてくれるそうなのです。
スペシャルティーチャーの教頭先生が3年生の前に現れると、みんな大喜び!
体力テストの練習でも、華麗な反復横跳びを見せてくれた教頭先生。
中学校の教員時代には、体育の先生だったそうです。
この日、バトンの練習のために取り組んだのは…『しっぽとり』!
2人一組になり、1人がビブスのしっぽをつけ、もう1人がそのしっぽを取るという追いかけっこです。
スタートとゴール、そしてその間に2本のラインがあります。
しっぽを取る人は、スタートから全速力で走り、しっぽを取りに行きます。
取られる人は、取る人が自分の立っている手前のライン(“ルールの”赤いライン)まで来たら、逃げる事ができます。
しっぽを取られずにゴールにたどり着けたら勝ちです。
最初に、教頭先生と担任の先生が見本を見せてくれました。
「おーーー!」
「はやっ!!!」
「すごい!!!」
2人の全速力がとても速く、みんな大盛り上がり!
俄然、やる気が出ます。
しっぽとりを楽しむみんなに、教頭先生からこんな提案がありました。
「今度は、ゴールの手前に来たときに、しっぽを取られるようにしてみよう」
しっぽをすぐに取られてしまっても、ゴールまで取られなくても失敗です。
狙ったタイミングでしっぽを取ってもらうという、難しい課題が出ました。
「立ち止まったり、スピードを落としたりせずに取ってもらうには、どうしたらいいかな?」
ある児童から、
「(赤い)ラインの位置を変える」
という意見が出ました。
追いかける人、追いかけられる人、それぞれの走るスピードに合わせて、しっぽをつけた人が走り始める位置(赤いライン)をずらしてみることにしました。
どのタイミングで走り始めるのが良いのか、頭と体を使って何度も挑戦してみました。
この練習がとても大切だそうで、時間をかけて行いました。
タイミングがつかめてきたところで、やっとバトンの登場!
バトンの出し方、もらう手の出し方を教えてもらい、その場で走らずにやってみました。
ここまで出来るようになったころで、最後に、実際に走ってみてバトンの受け渡しをしてみました。
すると、不思議な現象が。
しっぽでやっていた時にはスムーズに出来ていたのに、バトンになると、スピードが落ちたり、止まったりしてします。
「バトンをしっかり受け渡さなくちゃ」
と思うと、慎重になってしまうようです。
バトンを使っても、しっぽとりと同じように全速力で追いかけっこすることが出来るようになると、リレーが格段に速くなると教頭先生に教えてもらいました。
楽しくて、夢中になり、あっという間に感じた45分の授業。
子ども達は、真剣に話を聞き、笑い、走り、考え、試しながら、ずっと集中して取り組んでいたのが印象的でした。