「菊作り菊見る時は蔭の人」
- 公開日
- 2014/11/05
- 更新日
- 2014/11/07
学校紹介
菊香る11月、この時期になると、この句を思い出します。吉川英治氏の有名な句で「菊作り菊見る時は蔭の人」「菊作り菊見る日には蔭の人」という少し字句を変えた句も存在するようです。
菊作りは、花が終わる初冬から始まる。土壌づくり、水やり、追肥、脇芽取り、害虫駆除等、1年中、手を抜けない。丹精込めた労作業の連続があって、大輪の花を咲かせる。その労苦は人材育成にもつながる。
『一人の成長の陰には、必ず育てる「側」の必死の祈り、粘り強い地道な積み重ねがある。』と…。
学校で働く私たちの仕事においても、その充実感がある一方で、こんな思いを大なり小なり感ずることがあるのではないでしょうか。