7月1日(金) 梅雨明けの日々
- 公開日
- 2022/07/01
- 更新日
- 2022/07/01
全校
6月6日に梅雨入りしたかと思ったら、6月27日には「梅雨明け」のニュース。しかも、空梅雨で水不足。さらに猛暑がやってきました。
堀金中でもこれらの自然・環境の変化に対応して活動しています。この日は炎天下の下でのWBGTの指針は「厳重警戒」でした。そんな中、男子バスケ部は桜並木の陰を生かし、フェーン現象の乾いた風を受け、熱中症対策をしながら活動をしていました。
今年は全国的に、水不足を理由にプールを閉鎖する学校もありますが、堀金中では水泳の授業が始まりました。というのも、約60年前にできたこのプールは地下水をくみ上げてためられているため、雨水の影響を直接受けないのです。今年も順調にくみ上げ、4日ほどかけて満たされました。
地下水がたくさんある堀金地区。色々な企業が営利目的だけでこの水をくみ上げてしまっていたら、どうなったでしょう。中学校の地下水プールは持続しなかったでしょうね。枯渇しないように大切に使い、守られてきたからこそ60年も続いているのです。
また、それを育む北アルプスの豊かな森林も守ってきました。プールの落成式に出た中学生は今75歳。当時の皆さんも、私たちも、中学生の頃から自然とふれあう体験を通して、地下水や森林の価値を学んできました。2学年では7月にトレッキングが、1学年では9月に学有林作業があり、学習が進んでいきます。豊かな森林と水を未来に引き継ぎたいですね。
すでに60年経ったこのプールは経年劣化が進み、今年の秋に改修工事をすることになっています。この外装のプールで泳ぐのは最後になります。是非、気持ちよく泳いだ思い出を作って下さい。
また、この6月に感じた猛暑、地球温暖化、空梅雨、電力不足、地下水、森林など、興味のあるテーマについて、探求的に学んでみましょう。