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学校日記

3月18日 第78回卒業証書授与式①送辞

公開日
2025/03/21
更新日
2025/03/21

お知らせ

 色とりどりの花が咲き誇り、常念岳が美しく見える季節となりました。本日、この堀金中学校を旅立っていかれる三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

 春光うららかな四月、ここ堀金中学校に通うことへの、期待と不安が入り混じった思いを胸に入学されてから早三年の歳月が経とうとしています。今、先輩方の脳裏には、あっという間に過ぎていった学校生活、友人とのかけがえのない思い出が浮かんでいることでしょう。私たち在校生にも、先輩方と共に過ごした大切な日々が蘇ってきます。先輩方との日々の中には、戸惑い、迷っていた私達をリードしてくださった、たくましい先輩方の姿が多くあります。

 先輩方はいつも私達の背中を押してくれる存在でした。先輩として優しく、明るく接してくださると同時に、どんなときでも、沢山の人に頼られている姿を見てきました。そんな先輩方の努力と誠実さを映し出した姿は、私達にとって手本となり、励みとなりました。

 今年度の生徒会活動では、「混(MIX)〜伝統×創造〜」というスローガンを掲げ、今まで培ってきた生徒会に、新たな活動を取り入れ、運営されてきました。堀金中学校の伝統として大切にしている、膝つき三度がけ清掃やアルミ缶・牛乳パック回収などといった活動に加え、様々な面から見た問題、特に環境問題について視点を置き、SDGsを取り入れた委員会活動を行ってこられました。SDGsに関わりがある主な活動として、エコアクションがありました。先輩方は、エコアクションを行うことで、環境への取り組みを総合的に進められていました。これにより、生徒会がより活発なものとなり、生徒一人ひとりが生徒会の一員であるという自覚を持ち、全校生徒が一丸となって取り組めていたように思います。そんな生徒会を作り上げるまでには、きっと試行錯誤を重ね、様々な困難に立ち向かいながら、時間をかけて計画してきたことでしょう。私達も全校のリーダとなる立場になりました。初めての役員会、初めての生徒集会など、全てのことが初めてで、何事にも不安ばかりです。しかし、困ったときは、今まで先輩方ならどうしてきたか、どんなアドバイスをしていただけたかを思い出す、それが私達の励みになっています。この立場になったからこそ先輩方がどれほど努力をしてこられたかが分かるようになりました。大変な中でも、そう連想させることのない先輩方の眩しいほどの笑顔が、輝いていたのを思い出し、改めてすごいなと感じることができました。

 また、今年度の常念祭は常念祭スローガン「Platinum」のサブタイトル「〜ここにしかない常念祭〜」のもと、堀金中学校ならではの企画をされていました。体育祭では、先輩方の細やかな計画により、全校生徒が個々の実力を発揮することができていました。私達も、全校生徒が楽しみ、思い出に残る常念祭を創り上げていきたいと心の底から思うことができました。また、三年生の合唱では、それぞれのパートが重なり合い、美しいハーモニーが体育館全体に響き渡っていたことが、今でも心に残っています。そんな先輩方の何事にも一生懸命に取り組む姿は、私達の憧れでした。先輩方がご卒業され、この堀金中学校から旅立っていくことを思うと、寂しくてとても心細いです。しかし、先輩方に教えていただいたことを伝統として大切にし、先輩方のように後輩の手本となれるように頑張っていきます。

 これから皆さんは、それぞれの道を歩んでいきます。そこにはきっと様々な挑戦が待っていると思います。ですが、どんな未来が待っていても、三年生の皆さんなら困難にも立ち向かっていけると信じています。改めて、三年間本当にお疲れ様でした。先輩方の新しい未来が輝かしいものであることを、心から願っています。

 最後になりましたが、卒業生の皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたしまして、送辞とさせていただきます。

  在校生代表