二学期始業式あいさつ
- 公開日
- 2015/09/16
- 更新日
- 2015/09/16
校長室から
二学期始業式
「日常を大切に」
「この夏休みの生活で、どれだけ主人公になれるかで成長に差が出ます。主人公となることへの自覚と覚悟を期待します。そしてその生活ぶりは、家族の栄養源になる。」と一学期終業式で皆さんに伝えました。さあ、この夏休み皆さんは、どうだったでしょうか。手を挙げてもらいます。自分を自覚した生活ができたのか。簡単に言えば、満足する生活ができたのかということです。
・できた ・だいたいできた ・あまりできなかった
この3つから選んでください。この手を上げるという自己決定も自分を自覚する、自分に責任を持つという生き方です。さあ、いいですか。決めましたか。
今日、皆さんに伝えたいことは、神は細部に宿る、日常を大切にするということです。一学期の始業式にも皆さんに伝えました。この夏休み、戦後70年という言葉を多く聞いたと思います。広島平和記念式典に参列した生徒もいますが、戦争の悲惨さや悲しみ、そしてその悲惨さや悲しみは70年たった今もつながっているということを知ったと思います。今、国会では、戦争が起きた時に日本はどうすればよいのかという安全保障に関わる法律について論議されています。私は思います。ひとたび戦争が起きてしまったら、常識や正義は通用しない。荒れた学級やいじめのある学級になってしまったら、常識や正義は通用しない。今、私たちが努力すべきことは、戦争を起こさない、いじめのない一人ひとりの人権が保障されている学級をつくるための努力をすることです。つまりこの日常の生活を大切にすることです。日常を大切にするということはどういう生活をすることでしょうか。バスケットボールのシュート練習、ただ打つのとフォームを考えながら打つのでは練習の質が違います。宿題も同じ。当番活動も同じです。自分をどれだけ自覚した生活ができるかです。自分をつくる責任者としての自覚を持ち、日常の生活を大切にしてほしい。
雨がほとんど降らない、暑い夏休みでした。昇降口のプランタ・花壇の草花、緑のカーテンが美しく成長しています。毎日欠かすことなく水やりを重ねてきた成果です。積み重ねはウソをつきません。この二学期、毎日の日常の生活を大切に重ねていきましょう。明中祭やテストの得点に必ず成果となって表れます。そして何よりも成長した自分を自覚でき、自信につながります。
もうひとつ話します。一学期末に皆さんに授業について評価をしてもらいました。その結果を生かすように先生たちも授業改善に努めます。先生と皆さんで自分を自覚した授業をつくっていきましょう。二学期、共にがんばりましょう。