三学期終業式あいさつ
- 公開日
- 2016/03/18
- 更新日
- 2016/03/18
校長室から
「思いは、行動に表すと伝染する」
先週から卒業生への応援ソングが昼に流れています。「夢がやがて確かな輝きへと変わるように 心に咲く花を大切に育てよう」いきものがかり「心の花を咲かせよう」のフレーズです。夢や目標の実現に向け、歩みを止めるなということです。
3学期の始業式、部活動で成果を上げるに値する生活ができているのか、志望校に合格するのに値する生活ができているのか、三年生を送る会を成功させるのに値する生活ができているのか、日々の生活ぶりを吟味してほしいと伝えました。みなさん、立派に取り組めていました。自信を持っていいと思います。でもそんな生活ができたのは、自分ひとりだけの力じゃなかったってことをみなさんは知っています。志望校への合格に向けて、図書館司書の大山先生が、三年生ひとりひとりに合格祈願のお守りを用意してくれていました。明科図書館長の小笠原さんが五画柱の鉛筆を持ってきてくれました。この3学期、みなさんの勇気の鈴を鳴らすように、いろんな人の応援がありました。
うれしかったことがあります。みんなが夢の実現に向けてがんばったり、いろんな人が応援してくれていたりしたこともうれしかったのですが、大山先生が用意されたお守りを両手で受け取る三年生の姿がうれしかったです。それも一人でなく、受け取る三年生のみなさんがそうしていました。昇降口の五画柱の鉛筆の前で、立ち止り礼を尽くしている三年生の姿がありました。その姿を見た他の生徒も習うように礼を尽くしていました。
思いは、行動に表すと伝染するのです。先週の生徒総会です。来年度の生徒会スローガンについて意見交換をする場面がありました。なかなか意見が出ませんでした。ひとりの生徒が挙手をしました。その後、発言が続いて行きました。挙手できなくても一生懸命に考えた人もいたと思います。思いは、行動に表すと伝染するのです。自分が大きな声であいさつをしたり、歌ったりすることが周りを動かす力になります。これからもどうぞみなさん、自分を表現してください。その思いは、必ずつながります。周りの人たちにつながります。将来の自分につながります。
今日は、3学期の終業式であると同時に、平成27年度の終業式でもあります。1年間の教育課程を成果とともに無事に終えることができました。1,2年生の皆さんのそれぞれの進級と3年生の皆さんの卒業を認めます。さあ明日は、卒業式です。この仲間と先生たちと保護者の皆さんと来賓の皆さんと一緒に心あたたかい一日にしましょう。