学校日記

「4学年笑う」?

公開日
2019/05/24
更新日
2019/05/24

4年生

5月に入り、夏を思わせるような陽気の日がここ数日続いています。学校周辺の麦畑では、出そろった穂が、さやさやと風に揺れています。その横の田んぼには、水が入り田植えが始まっています。これでカッコーの声が聞こえたら、もう初夏です。季節はぐんと進んできました。
春先に咲いた花が終わり、芽吹いた木々の緑色がはっきり現れはじめる、ちょうど今の野山を表す言葉を、国語の教科書に見つけました。「山笑う」と言うのだそうです。俳句に登場する季語ですので耳慣れない言葉ですが、笑うは、木の芽がほころぶとつながっているのでしょうか、おもしろい表現です。子ども達はこの表現の山を、毎日見ているのです。理科で、春の植物・生き物を観察して、日に日に変化し成長していく様子も見ています。「山笑う」は、緑が燃え、やがて「山(やま)滴(したた)る」となっていきます。5月は一斉に生き物が動き出すにぎやかな季節。そして、クラスの活動も委員会の活動も、勢いを増し始めた4年生。「4学年の子ども達笑う」ですかね。