≪人権講演会がありました≫
- 公開日
- 2019/12/03
- 更新日
- 2019/12/03
3年生
人権講演会がありました。講師は、大月 裕夫さんで、講演は「視覚障害を乗り越えて・・・ピアノ演奏とお話」でした。大月さんは、松本盲学校から武蔵野音楽大学に進学、日本クラシック音楽コンクール大学生男子の部入選。松本を中心に音楽活動を行っていらっしゃる方です。
お話の内容は、松本盲学校の小学部でのお話やピアノの練習の様子を聴かせていただきました。点字で書かれた厚い教科書のこと、白杖を使う学習で何度も道の速攻に落ちたこと、学校から遠い場所にすんでいる子は一年生の時から寄宿舎で生活をしていること、ピアノの練習は点字の楽譜を使うので片手ずつ練習すること、鍵盤が見えないので、鍵盤の場所が大きく移動する曲は何度も練習して覚えること・・・。目が見える子どもたちにとって初めて聞くお話がたくさんありました。大月さんは、「夢を持って元気に生活してください。」と、子どもたちに呼びかけてくださいましたが、たくさんの困難があってもピアニストになりたいという夢を持って歩き続け、夢をかなえた大月さんの姿や優しいピアノの音色に心を動かされた子はたくさんいたことと思います。
今回の公演で、学んだり感じたりしたことをこれからの生活の中に生かしていけるといいと思います。