学校日記

第2回PTA総会あいさつ

公開日
2017/02/02
更新日
2017/02/02

校長室から

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 朝6時45分頃、我が家の愛犬「まろん」と言いますが、一緒に散歩をしていると何人かの生徒と出会います。まだ陽は昇りません。寒さ厳しい中を元気よく登校しています。
 明日から2月です。登校日数にすると31日ですが、今日まで全員無事にそして自分を高めようと努力しながら過ごしてくれていることをありがたく思っております。保護者の皆さん、地域の皆さんのおかげと感謝しております。5月のPTA総会で、皆さんに「この一年間、困難な状況との出会いも当然あります。そんな時こそ、子どもたちの成長のためにという同じ視点で一緒に環境づくりをしていければと思います。共にがんばりましょう。」と話をさせていただきました。子どもを悪くしようとしている教師は、本校には誰もいません。生徒理解が不充分であったり、説明が足りなかったりして、ご心配をおかけしたこともあったと思いますが、勇気を持って担任や顧問、時には教頭などに相談して下さり感謝しております。教師は教育のプロです。しかしプロだからといってすべてが完璧というわけではありません。皆さん方も子育てのプロです。子どもたちと一緒に成長してきて一番よく子どものことを知っているはずですが、理解に苦しむ場面もあったかと思います。私は、プロとは、すべてが完璧にできる人のことをいうのではなく、困難に直面した時に、逃げずにしっかりと向き合い、あらゆるものを総動員しながら困難点解決のための努力をする調整力や忍耐力、そして見通し力のある人だと思っています。
 今年のPTA役員の皆さんには、制服の選定という例年に無い役割がありました。通常の理事会を終えた後に延長して会を持ちました。臨時に2回、あわせて9回の会議を持ちました。平成30年度からの制服です。自分たちには関係ないという方も多かったと思いますが、熱心に検討していただきました。これが当事者意識だと思います。自分の都合を横において、その人のためにみんなのために自分の時間を使う。これが当事者意識です。この当事者意識の高い集団が、今年の穂高東中学校PTAでした。子どもたちは、私たち大人の姿を見ています。今日、こうやって都合をつけて学校に来てくださる。このことも当事者意識の姿のひとつと思います。ありがとうございます。
 来年度の話を少しします。入学式は、4月5日。登校日数は205日程度を計画しています。学級編成は各学年5学級、スタサポ4学級の全19学級を考えております。「総合的な学習の時間」が年間50時間から70時間あるのですが、地域を学んだり、防災活動に地域の皆さんと一緒に参加したりする学習を展開しようと考えております。同窓会の活動を見えるようにしていきたいと思います。
 入試で合格内定をいただいた3年生が校長室に報告に来てくれます。彼らに伝えている言葉はひとつです。「いい高校生活のスタートを切るための方法はひとつ。3月31日までの穂高東中生としての生活をきちんとやり切ることです。」私たち教職員42名も4月からそれぞれ違ったステージに立ちます。子どもたちに負けないようにやり切りたいと思います。
 最後になります。まだ2ヶ月ありますが、今日までのPTA活動や教育活動へのお礼を申し上げ、あいさつとさせていただきます。